東京から新幹線を利用して全国各地に旅行へ行ける時代

10年前は、まだ鉄道網が今ほど発達しておらず、東京から飛行機を使わずに新幹線で直接アクセスできるエリアには限りがありました。しかし、2011年に九州新幹線、2015年に北陸新幹線が開通して九州・北陸へのアクセス環境が改善されます。

さらに、2016年に東北新幹線が遂に函館(新函館北斗駅)まで開通した事で、沖縄・四国を除いて全国各地に新幹線で行けるようになりました。


新幹線の速さについて

全国各地の鉄道を走る特急とは、小規模な駅に停車しない点は便利ながら速度はそれほどでもなく、具体的には最高時速100kmから120km程度です。

それに対して、新幹線の速度とは最高300kmを超えるため、飛行機ほどではないものの、この速さを利用して様々な場所に短時間でアクセスできます。そして泊りがけ旅行はもちろん、東京都内の新幹線停車駅(上野・東京・品川駅)のそばに住んだ場合、日帰りであっと驚くような遠い場所まで日帰り旅行に行く事も可能です。

東京からの日帰り新幹線旅行におすすめの場所(夏編)

東京都内の駅から新幹線を利用した日帰り旅行をしたいとなると、1時間から1時間半程度で着く場所がおすすめです。その中で、まず夏に猛暑の東京を離れてどこかに行きたいとなると、やはり避暑地となるところが良いでしょう。

東京から近い避暑地として昔から高い人気を誇るのが長野県東部の軽井沢地域で、この地域の中心部にあるJR軽井沢駅は東京駅から新幹線で約1時間です。駅自体が標高940mという高原地帯にあるため、真夏でも昼間の最高気温が30度前後にしかならず、曇りの日などであれば25度前後の涼しい環境の中で過ごせます。

また、東京からの身近な避暑地として昔から圧倒的な人気を誇るため、駅付近にほとんど何もない地域とは違って駅周辺の買い物環境が良好です。具体的には、南口そばに「軽井沢プリンスショッピングプラザ」というスポットがあって、例えば雨の日でも濡れることなくまとまった買い物ができます。

駅北口には大型商業施設はないものの、小さなお店がたくさん出店していて体験型のお店ではガラス細工など様々な貴重体験をする事が可能です。さらに北口の繁華街を抜けてバスなどでもっと標高が高い場所に行ってみればより涼しい環境で過ごせるほか、展望台から素晴らしい景色を楽しめる点なども魅力です。

軽井沢以外で言うと、東京駅から新幹線でわずか35分の小田原駅から箱根登山鉄道という私鉄が営業しており、乗車すると高原地帯に短時間でアクセスできます。この高原地帯も東京から身近なため人気があり、電車を降りてロープウェイに乗り換えると標高1000m超える場所に行けて登山も楽しめる素晴らしいエリアです。

東京からの日帰り新幹線旅行におすすめの場所(冬編)

続いて、東京から新幹線を利用した日帰り旅行の中で冬に一番おすすめしたいのが新潟県南東の端に位置する湯沢町です。この町の中心部にあるJR越後湯沢駅は東京駅から最短80分以内・上野駅からであれば約75分で到着します。

そのような短時間で着く場所ながら日本海型気候の町で、首都圏とはまったく気候が違って豪雪地帯であるため、気軽に雪との触れ合いが出来る場所として知られます。JR越後湯沢駅の出入り口を出ると、真冬には高い確率で雪が降っており、例えば家族で旅行に行った際は雪を見た事のない子供に喜んでもらえる事間違いなしです。

駅からスキー場まで遠いエリアとは違い、駅のそばに上級者向けからファミリー向けまで様々なタイプのスキー場があり、用具をレンタルして日帰りスキーを楽しめます。さらに駅周辺が温泉街となっていて日帰り入浴できる施設も多いため、スキーで体が疲れた場合・冷え切った場合は温泉を楽しんでから帰る事も可能です。

また東京から新幹線で1時間の軽井沢は冬の日帰り旅行にも適した場所で、越後湯沢同様に駅そばにスキー場が存在するため、日帰りスキーをするなら軽井沢もおすすめです。

東京から函館まで新幹線で約4時間で行けるようになった

東京から北海道に飛行機を利用せずに旅行に行きたい場合、北海道新幹線が開通するまでは相当な時間がかかっていました。具体的には、寝台特急を利用すると夕方に東京を出発して函館までは約12時間半・札幌までは約15時間かかっていました。

しかし、東北新幹線が2010年に八戸から新青森まで開通したのに続き、2016年3月には遂に函館エリアまで開通して大幅に所要時間が短縮されます。まず、函館市と北斗市の境界線付近に位置するJR新函館北斗駅については、途中5駅のみに停車する号に乗車すると東京駅から約4時間で到着します。

また、途中で7駅から8駅に停車する号に乗ると、新函館駅の手前にある木古内駅にも東京駅から約4時間で辿りつけるようになりました。

そのうち、函館エリアについては夜景のきれいな場所で、函館山からの夜景は「日本三大夜景」に指定されている事で有名です。近年はクリスマス期間の夜景をよりよくしていく事にも努めており、市街地のイルミネーションイベントの規模が年々拡大しています。

北海道南端エリアではあるものの、12月には既に雪がたくさん降るためホワイトクリスマス体験をしたいなら12月に行くのがおすすめです。また、漁港としても栄えてきた都市ですが、北海道の海鮮物は脂がのっていて他の地方より美味しいため、海鮮物が好きなかたにもおすすめのエリアといえます。

新幹線の開通によって脚光を浴びている木古内町については、チューリップ・芝桜などの花を観光戦略の核としている地域で、花好きには素晴らしい地域です。

鹿児島にも一度の乗り換えでアクセスできる

福岡県を除いて、九州各地方とは北海道同様につい最近まで新幹線ではアクセスできないエリアでした。しかし、2011年に博多駅(福岡市)から鹿児島中央駅(鹿児島市)までの区間がようやく開通します。それにより、新大阪駅などで一度新幹線を乗り換える必要があるものの、東京駅から鹿児島中央駅までは最短6時間半ほどでアクセスできるようになりました。

鹿児島とはプロスポーツチームが寒い時期にトレーニングキャンプをする場所として有名で、かなり気候が温暖です。

そのため、東京も寒くなる1月・2月頃に暖かい地域へ新幹線を使って旅行に行きたいなら鹿児島がおすすめです。なお、6時間半くらい新幹線に乗り続けているのは体が疲れてしまうため、中間地点に近い新大阪駅に着いたらすぐ乗り換えるのではなく大阪で少し休むことを推奨します。